8月9日 11時2分にシャッターを押してください。 長崎のアマチュア写真家で自身も被爆者の方がそう呼びかけ、2009年から続いている写真プロジェクトだそうだ。
写真を送ってもらい、その時を写した写真展として展示をする。 数年前からスマホでの撮影やソーシャルメディアを通じた応募も募っているという。
私が広島以外で初めて、「その時」を迎えた時、時刻を知らせるサイレンもならず、人々は自分たちの日常を続けていることが少なからずショックであった。
その時に、黙祷はもちろん大切だけれど、そのアクションそのものより大きな意味がある気がする。料理をしていても走っていてもトンボに手を伸ばしていても。自分のそれぞれの時間が、どういう意味を持つのか。自分の持ちうるその瞬間が、どう繋がっているのか。考えて想像し拡大して縮小する。 表示を縮小