去年は全く行けなかったので
久しぶりの野球観戦しかもコロナ禍
ビール樽をしょって売りに来てくれる若者も
ラッパを吹いて太鼓を叩いて煽動してくれる応援団も
立って座ってのスクワット応援も
7回の応援歌の後のジェット風船も
なかった
私は野球以外の諸々に大きく依存して
野球観戦を楽しんでいたのだと改めて思う
所謂鳴り物の応援がない分
選手やアンパイヤ達のはりつめた声や
ボールをキャッチする鈍い音や
デッドボールが当たった時の誰もが息を呑む静寂
この味は今までの野球観戦にはなかった
ボールが空気を切り裂いて軌道を走る
そんなふうに野球の醍醐味を味わえた一戦