走ろうか
いや疲れているしね
走ろう
暑さも落ち着いた夕暮れ時に走り出す
目標は全くアンビシャスではない ほんの2、3K
折り返し地点の公園まで辿り着き
今度は家に向かう登り坂
止まって初めて汗が身体の奥から流れ出るのを感じる
熱が身体に籠っている
熱を放出するように汗が噴き出る
この感覚のために走るのだと思う つまり
不思議と走った後の方が体が軽い
疲労がとれている
ほんの少しでも走ることで
身体のあらゆる滞留している物質が攪拌されて
外に押し出される
そして何より 月並みだけど
走った後のいっぱいはかえがたい