ノートをつける

絵を描いたり、デザインをしたり、日々のあれこれを電子的なデータで整理保存していると、不便なこともある。保存はできても、そこに何を保存しているのか思い出せない。そういう時、物理的なノートがいいこともある。

文房具をやたら買っていた時代があって、今でも手放せないノートが棚のあちらこちらにある。整理しきれないあれこれを勝手な分類でノートごとに整理している。

元々、気に入って買ったものだから、何となくノートの佇まいを見た時や思い出した時に、書いたときの時間が蘇る。背表紙に記憶が剥き出しになった状態。

「家計簿」「アイデア妄想帳」「読書メモ」いろいろある中で、このノートは「書いたことが本当になるノート」。

4年くらい、節目々々で開いては、その時やっていることの棚おろしと、今後の予定や目標を書いている。見返すたびに、結構な確率で実現しているから「書いたことが本当になるノート」という位置付けにしている。

年末に2020にあったことを書く。そしてページをめくって、次の見開きに2021のことを書く。

見返すのが、一番楽しみなノートでもある。

ちから