こんなに飽きっぽい私が続けている唯一の事

絵日記#こんコロ4月27日「こんなに飽きっぽい私が続けている唯一の事」
絵日記#こんコロ4月27日

朝食には納豆と目玉焼きとご飯を食べる。必ず食べる。
いや、1年に1、2度ほどスキップするかもしれない。体調が悪かったり、前日にあまりにもヘビーな物を食べすぎて膨満感にあふれている場合。海外にいる場合。

それ以外は毎日納豆と目玉焼きとご飯を食べる。海外に行って何より恋しくなる日本食が納豆、目玉焼き、ご飯である。これはもう儀式であり、作法がある。
まず目玉焼きを作る。フライパンに多めにオリーブオイルを入れ、低温のうちに卵を割り入れる。そして周りの白身が程よくカリカリになり、黄身が透明のフィルムで覆われるまで調理する。黄身は1番底の部分を除き、煮えてはならない。何かに囚われて硬くなりすぎてしまった場合、その日の不幸の前兆を意味するので決して焼きすぎてはならない。

ご飯は玄米やもち麦などを好む。
納豆をまぜ、ご飯の上にかける。目玉焼きを食べる際は周りの白身から攻める。そして黄身を破らないように細心の注意を払いながらできるだけ白身の部分を食す。これも液体の黄身が流れ出してしまっては、その日の不幸の前兆を意味する。綺麗な円を描く黄身の部分を、また細心の注意を払いながら納豆ご飯の上に着地させる。そして黄身と納豆、そしてほかほかご飯というこの上ないハーモニーを楽しむ。毎日楽しむ。

栄養価もお墨付き。身体的にも、精神的にも整う朝食である。これがあれば大体私は幸せである。