赤い球団のこと彼らがもたらしているもの

絵日記#こんコロ4月29日「赤い球団のこと彼らがもたらしているもの」
絵日記#こんコロ4月29日「赤い球団のこと彼らがもたらしているもの」

私はカープ ファンだ。
カープグッズなどを持っていると、やはり東京においては「カープ女子ですか?」と聞かれることが多い。その時は「いいえ、筋金入りのカープ ファンです」と答えるようにしている。

元々父が野球をしていて、もちろんカープ ファンであるということが大きい。 彼がもっと若かった時は気性が荒く、カープが負けると必ず機嫌が悪い。 子供ながらにカープの試合の結果を気にし、父との距離を推し量っていた。

数年前に何十年ぶりに優勝した時は涙した。 こんなに良いことが人生で起こって良いのか。やっとやってくれた。応援してきて良かった。

野球は人生を教えてくれる。流れのスポーツだ。 流れとやらはなかなか力づくではやってこない。流れがあれば小さな力でも大きな力になる。少しの心の弱さがほころびを作り出し、大きな傷となる。心の強さは獅子をも威嚇し跳ね返す。大きなウェーブが来た時に全員乗れるか。いや、小さい波でもコツコツ大切にしたい。

赤い人たちが負け続ける日は、私もエネルギーの低下を感じる。
朝起きて心が重い。なぜかと分析すると連敗が続いている、あるいは嫌な負け方をした日の次の日などが多い。そんな切ない日には、私は1人じゃない、世界に何百万といるファンの人たちも同じ気持ちでいると思いを馳せる。

でもつまり、結局、父が悲しいと私も悲しいのだ。
父のために明日は勝ってよ。