メランコリック

絵/ちから

この時間帯は、太陽が一度なくなる。
なくなるときに放つ色が、一面に染みこみ平面的にみえる。
命ががおーっとさけび、ありとあらゆるものを染めつくす。
今日がなくなる。ここ一番のパワーを放出させながら。
私も今日という日にさよならを言う。
明日がまた来たら、この上ない尊敬の思いで迎えよう。
新しい私で迎えよう。

掛田智子

シンキングタイム

人生一度きり

心に着せている甲冑を一枚一枚剥がしていかなければ、心がどう震えているのか自分でもわからない。

甲冑は必要。仕事では、リングに上がるボクサーのように、多少のパンチでも痛みを感じないように、いつも戦闘態勢。

その戦闘態勢から簡単に抜け出せないから難しい。でもそのモードを追っ払ってしまわないと、じぶんの生の感覚に近づけない。

自分が自分に嘘をつく感じ。

もっと自分の中に深く潜らなきゃ。この紙はずっと白いまんま。

tomoko