2021の#こんコロ

2021年4月25日から5月11日まで、「こんなコロナのご時世ですが2 #こんコロ2」を連載します。

2020年春、緊急事態宣言発令を受け、mokumoku studioはこの未曾有な時間をアーティストとして記録に残すため「こんなコロナのご時世ですが #こんコロ(連載マンガ#こんコロ千秋楽)」を連載しました。
そして約1年後の2021年4月25日から3度目の緊急事態宣言が発令されました。同じ危機的な状況でも1年前とは確実に違う。環境も私たちも。

掛田智子という1人の人間が、何を思い何を感じているのか。
私というフィルターを通して見る世界は、あなたが見る世界とは違うだろうか。
コロナであってもコロナでなくても、身体は疲労し心はすり減るのだろうか。
日記的に心の情景を文章で表現し、ちからがそこからインスピレーションを受け絵で表現します。絵日記のように、2回目の春をドキュメントします。

Tomoko from mokumoku studio

連日の深酒が寄与しているのか顔が乾く

絵日記2021年4月25日/文=掛田智子/絵=ちから
絵日記2021年4月25日/文=掛田智子/絵=ちから

連日の深酒が寄与しているのか顔が乾く。
世の中が少しゆがんで見えて、曇り空の隙間から光の粉が落ちてきて眩しい。私は目を細める。

私が昼間の眠気に身をまかせてぐねぐねしている間も、世の中は回り続け、チクタク時計が刻む。

大きな船に乗っていて、どこからともなくやってきて、どこかに消えていく。どこから来たのか、どこに行くのか誰も追及しない。そのぽっかりとした空間に何かがまた注ぎ込まれ、いつのまにか埋まっていく。

世の中が騒ぎ続けている。決められた枠の中の、ざわめきのためのざわめき。さー大変だ。ああ大変。

私は無駄についてしまった贅肉と、最近コミュニケーションがうまくとれず怒りっぽいパートナーの事が一大事。

素敵な本が届いた – よもぎBOOKS

yomogi books

初夏の晴れた日曜日三鷹にあるよもぎBOOKSさんから注文していた本が届く。
どの本も素敵な空気が吹き込まれている。五感で楽しめそう!
今とても気になっているリソグラフを使った作品も。
きちんとコーヒーを豆から淹れて、これから丁寧に読んでいこう。
ああ、胸踊る。どんな世界になっても紙の本が好き。

掛田智子