- ゆうぐれのいっぴき
- 机上のタイムカプセル
バラ売で買った色鉛筆の置き場がある。メーカーがバラバラ、長さがバラバラ。 その中から特に気に入っている色をピックアップして瓶に入れている。どれも、今ではほとんど使わない。だけど、芯の削られあとや色味、長さを見ていると、そ […]
- 絵本「あおみっ子のごちそうさま」が完成!
JAあいち中央さんの食育絵本「あおみっ子」シリーズの作画、ディレクションをmokumoku studioが担当いたしました! 食品ロスや地産地消をテーマにした絵本シリーズの一つ。今年から3年間、域内の幼稚園、保育園に配ら […]
- そろそろ冬眠
今年はmokumoku studio絵本の原画展開催を目標にしていましたが、コロ合いを見失い断念。商工会議所に出した補助金申請が受理されたにも関わらず活かせず残念でした。 一方で新たな経験ができる恵まれた一年でもありまし […]
- おかえり
おかえり 広い空がみたい 手と足をのばして なんの不安もいらない 両面テープをかしてくださいませんか 今日の足あとを 空にはりつけるから
- ジー
Gの夢を見る もちろん初めてではない 雑誌など丸めて臨界体制であれど 最後の一打が打てない なぜ なぜ殺せない そのうちにGは 4倍ぐらいに拡大して 赤い光も放つGとなる 恐怖のあまり声をあげる その声で目覚める
- 来月の自分さえ
最近過ぎるお酒と自分をなだめる真夜中 暗示をかけるように大丈夫 明日は大丈夫 続いた緊急事態宣言とこの連載もあと数日 緊急事態であった自分たちの様を伝えたかった 数年後に振り返ることが楽しみだ そもそも 来月の自分さえ想 […]
- ロース肉でしたのであっさりと
こんばんはなにたべたいぜったいとんじる 今夜は豚汁 何食べたいか明確に分かる日たまにある今夜豚汁 そして具沢山であること 野菜室の残り物でいいのだ心と体整う今夜は豚汁
- わたしやってやるわ
他人の常識とひとつ屋根の下 2人暮らし 10年も経てば慣れる当たり前が増える すいもあまいもころしたいも ぜんぶあなただから
- マスク越しの涙
電車の吊るし広告に人生を支配させない 価値観はわたしの財産 誇るべきも恥ずべきも マスク越しに泣いている私 山手線でどううつる
- 蜂とセブン
朝部屋に 迷い込む蜂 混乱と 動揺よろめき 親指ほどの 存在と 人間としてのエンパワメント セブンのコーヒーカップで外に放つ 相方 あなたは誰より何より頼もしい
- ゆるがぬ身体
忙しさにも悲しさにも食べ過ぎにも ゆるがぬような強靭ゴムのような身体と精神を欲す コオロギの鳴声数数え 風呂湯けむり 引きずる心重くも 美を見てしまうのは何故だろう
- 額に汗かきつつ記す
夜間工事 騒音ありつつ 人が行う営み手仕事に 感謝しつつ 枕に頭を落とす 控えめな太陽と 久しぶりの高湿度 秋のドラマティックな風に 目のやり場に困る 1日の 生産性と意味合いを高めるため Twitterをひらく自分への […]
- マニキュアと浮腫
欠け始めたネイルポリッシュ わたしの眠気と 祭りの後のくたびれと 今宵の満月 一瞬たりとも同じ表情を見せない 切り取りたいのに捉えられない 水彩絵具のにじみのよう 完璧な秋晴れ わたしの腫れた身体を曝け出すのは気がひける
- 買い物の変革
あったらいいな なきゃこまる買い物も哲学であり 思想である 最近は 10年後も着れるか 90歳のわたしでも 着てるとこ想像できるか その視点で服を買う ファッションとは流行である でも 今の時の流れ それだけではない い […]
- 月と目があう
涼しい球場と寒い試合それでもわたしはここにいる月もいるあまりにも 月が美しいものだから動いてる仕草をおいかけようと目をみはる 月はただ静寂にみえる 頑固な月に疲れて 飲み物をひとくち だしぬかれ 銀の棒超えるか月のほぼど […]
- 顔が足りない
化粧箱ひっくり返して みるわたしの狂気 さみしさと あせりと 誤魔化すようなうっとりと 大切な順番がシャッフルされてる 意識の中の無意識が透けて見える 自分がかわいそうにこわい
- 大忠臣蔵
大忠臣蔵を観ている 興味があるのは 自分の殿様のため 自分の命さえも投げ出す家臣がいて それは自分のアイデンティティを超えて まるで存在意義のように その忠誠心というのは なかなか想像がおよばない なぜ人はそうなれるのか […]
- 秋の夜長に
会議後のほてったからだと 煮えた頭を 秋の夜風で冷やす ああ気持ちいい 台風の影響か 今宵は良く風がはいる 仕事でむしゃくしゃして 自暴自棄になりそうでも 私はこの家で 丁寧に生きるんだ ご近所ではっくしょん わたしもは […]
- 時間とわたし
ぐっと息をとめて 今日が 今週が 今月が 今年が終わるのを待っていると すぐに歳をとってしまうよ 外では季節がうららかに巡っているよ 光を追いかけて 腕と脚を投げ出して 風に乗って生きていても 歳をとってしまうよ どうせ […]
- 父を待つ犬
父が東京に来ていた 過去数日用事で東京に滞在していた その分私たちは父とお酒を飲み楽しい時間を過ごせたのだが 問題は犬である 広島の犬である 父を何よりもの同士 いやマスターと考えているであろう犬が感じる寂しさは測り知れ […]
- 買い物とは
相方が悩んでいる かねがね欲しかったカメラを買うタイミングが来ているらしい しかし調べれば調べるほど 欲しいもの 必要なもの あったら良いもの 用途 必要な品質 求める品質 市場の品質 沼にはまるらしい とても念入りにリ […]
- 週末はなぜ過ぎ去るのが早いのか
待ちに待っても 心ゆくまで味わう前に 週末は過ぎ去ってゆく こんなに時間の流れがゆったりなのに 今日なんて昼寝もしたのに もう日曜日の夕方 1番憂鬱な時間 また早く会いたいよ 早く会いにきてね
- 虫 本 コーヒー
本にどっぷりつかる時間を作りたくて でも運動もしたくて 考えこむ時間も欲しくて クオリティ高きティータイムもしたくて では全部してしまおう 名高き善福寺公園に向かうことに決め まずはおやつを Kiesさんで香り高いクッキ […]
- 耳の穴に水
風呂に入った 久しぶりに耳に水が入っている 風呂の中でぴょんぴょん跳ねてみる だめだ 抜けない 風呂の外でも跳ねてみる 必ずいるのにな 水滴が だめだまずバスローブを着よう 今もまだ抜けない 片耳がほわんとしている まあ […]
- 大切な友人の誕生日
大切な友人の誕生日だ 9.9 一度覚えたら忘れない 20代前半で知り合って 振り返ってみるとたくさんの奇跡のあつまりなのだけど すべては当然のごとく自然に起こってきた 夕方から夜中まで飲んで 居酒屋さんを困らせたね それ […]
- お花畑を探しに
絵本やアニメで見たお花畑が見たかった 一面に広がる どこまでも続くお花畑 おじいちゃんにお花畑が見たいと伝え おじいちゃんは自転車の荷台に私を乗せ 考えつく限りのお花畑らしい場所を探した 広島市のど真ん中に 絵本で描かれ […]
- 今夜のサヨナラ
言いたいことはいろいろあるのだが やはりここで言えるのが私は生まれ変わったら野球選手になる 明らかな劣勢で 多くの人がチャンネルを変えていて ため息混じりに横目で試合を見ていて サヨナラ逆転ホームランなんて 明日の新聞が […]
- 前髪とリモートワークルージュ
伸ばしていた前髪を切り 眉毛あたりのぱっつん 鏡を見るたびに新鮮だ 前髪をおろすだけで ぐっと気持ちが変わるのなぜだろう リモートだけど しっかりお化粧するタイプ 今日はきゅっと紅ひいて 前髪との組み合わせを楽しむ 誰も […]
- テクマクマヤコンコンパクト
小さい頃どうしても欲しくて でもとても人気があったのだろう どの玩具屋さんでも売り切れだった だってどんな自分にでもなれる コンパクトの中央に人差し指と中指をあてて テクマクマヤコンテクマクマヤコン なりたい自分に変身で […]
- はじめてのコロナ禍野球観戦
去年は全く行けなかったので 久しぶりの野球観戦しかもコロナ禍 ビール樽をしょって売りに来てくれる若者も ラッパを吹いて太鼓を叩いて煽動してくれる応援団も 立って座ってのスクワット応援も 7回の応援歌の後のジェット風船も […]
- 仲良く喧嘩する
10年以上の付き合いであるが 相変わらずとても仲良く 相変わらず激しく喧嘩をする お互い意見の食い違いがあって議論になるのは良いし 喧嘩も悪くないとおもうのだけど 意見の本流は同じなのに 少しの言葉の定義の違いで 注目す […]
- 程遠いなりたい自分
今年こそ今年こそなりたい自分になるんだって 思い願うばかりでどれぐらい近づけているのかな むしろ本当になりたい自分を描き切れているのかな 何か遠いところにぼやっとした「こんなふうになりたい」があって それもはっきりしてい […]
- 夏がまだ残ってる
いきなり手のひらを返したような空気に 短パンの私は いや ちょっと待ってちょうだい 私の夏は終わっていないの またうだるような かんかんの太陽が戻ってくるの ついていけない 匂いがまるで まるでまるで 秋 私はまだ夏を楽 […]
- 蝉つまみ出し
今朝中央線に乗っていると 羽音が聞こえた あたりの人達みな周囲を見回した でもどこにその音の主がいるかわからない 私は読んでいた本にまた目を向けた そのとき 立っている私の前に座っていたおにいちゃんが 隣に座っているおに […]
- 夕暮れラン
走ろうか いや疲れているしね 走ろう 暑さも落ち着いた夕暮れ時に走り出す 目標は全くアンビシャスではない ほんの2、3K 折り返し地点の公園まで辿り着き 今度は家に向かう登り坂 止まって初めて汗が身体の奥から流れ出るのを […]
- 最近は頭皮
スカルプマッサージにはまっている この蒸し蒸しもやもやした天気と世の中 頭皮にミントを使用したマッサージ/クレンジングを使用して 頭皮をマッサージしなきゃやってらんないぜ 頭までかちこちにこってるの 人間一枚の皮でつなが […]
- ピアノが弾きたい
ピアノを買うことを検討している 子供の頃に習っていて 高校ぐらいでやめてしまった 大人になっていまとてもピアノがやってみたい 私が子供の頃には候補にならなかった電子ピアノ 集合住宅暮らしにもやさしくボリュームコントロール […]
- 洗濯物の美学
洗うはよし 干すはよし 洗濯が好きだ 天気予報をモニタリングし いつ洗濯をするのが最も効果的か 頻繁に 考えている そしてその行為が嫌いではない アメリカの出張者が移動中に聞いた 日本の人々は貧乏だから 乾燥機が買えない […]
- ちょうすけ
今日はちょうすけの命日だ 3年前ちょうすけという愛のかたまり 愛の世界が わたしたち家族からすり抜けて その消えてしまった空虚がどうしようもなくつらく ただただちょうすけには わたしたち家族は 言葉にできないほど 愛して […]
- お父さんお誕生日おめでとう
美大生だったころの父に会ってみたいと思う のっぽさん帽子に ベルボトムのパンツ 晴れの日に傘を差して歩いていた わたしが描く絵とは全く違うテイストだけれど 両者を知る人に言わせると わたしの絵に父のタッチを感じるらしい […]
- リモート業務における服装についての考察
リモートでの仕事が増えると 服選びに困る 一日中座っているならゆるい服がよいし 締めつけない心地よい素材がよいし なにより暑いし かといってゆるすぎると 気持ちがゆるむ きがする 勝って兜の尾を締めるとも言うぐらい 気持 […]
- 水出しアイスコーヒーの最高峰
近所に老舗のコーヒー豆屋さんがあって引越してきてからというものかなりの頻度で通う 今年の夏はおじさんの水出しアイスコーヒーが最高で 10時間かけて一滴一滴丁寧に抽出しているらしく ミルクと割っても最高 氷を入れても全く薄 […]
- なんにもしないことを全力でした日
のび太の名言のひとつである 一生懸命のんびりする なかなかできることじゃないか 今日は二日酔いも手伝って 洗濯はしたものの それ以外はパジャマで 一日中ごろんごろん 二日酔いがなければ 疲れているはずなのに生産性をもとめ […]
- Head to toe
ぽわんとしている 全身がおもだるい 目を閉じてみると イグアナの滝が全身を駆け巡る つぶつぶが勢いよく 頭からつま先まで ひと方向に流れる 音はない 足の指につぶつぶを感じる 肩にも移動する 肩のあたりは特に重い こめか […]
- かわいいわたし
何か今日わたし理由もなく美しいじゃん と思う日がたまにある 久しぶりに現場に向かった 久しぶりに人と顔を合わせて仕事をする 昨日の夜はお酒を飲まなかったし 生理もひとやま超えて むくみも落ち着いてきていたし 髪型も特別何 […]
- 想像する広島
今日は久しぶりに広島に太陽が戻ったと 母から連絡がきた これだけ雨が続くと 太陽のもたらす効果に驚くけれど 太陽の戻った広島を 目を閉じて想像してみる 実家のそばを流れる川がきっと青い そして水面がきらきらしているのだろ […]
- Undercooled
仕事でもやもやしていたかもしれない 生理も重なっていらいらしていたかもしれない その時流れたのは Ryuichi SakamotoのUndercooled 韓国語のラップなので 意味はわかりきらないのだけど そのメロディ […]
- 胸騒ぎ
朝からずっと胸騒ぎがする 胸が痛い 心が重い 心配がつきない 広島では大雨が続く どうなるのか 地盤がこれほどの雨でゆるんでいるのに アフガニスタンはどうなるのか アフガニスタンのピープルは ハイチも ミャンマーのピープ […]
- 電車と本
中央線に乗り込み、あいている席に座る となりのおばあちゃんが本を読んでる わたしもわたしも 本を持っているよ 乗っているのはほんの 15分ほどなのだけど 本を開いてみる 電車の中ほど 読書に熱中できる空間はあるだろうか […]
- グレーという色調
遅めの朝ごはんを食べていると相方が対岸にすわる うちは暗くてもなるべくライトをつけないので 姿がグレーにしっとりと浮かび上がる これほど美しいものはない 思わずiPhoneをたぐりよせ この一瞬を切り取ろうとする わたし […]
- 選択できるということ
当たり前すぎて 見過ごしているけど 選択肢を持つということ 自分の意思で 責任で どの道を歩むか決められること どんなことを大切にして 何を人生で議論するのか 何を中心に置いて 時間をわざわざかけるのか そしてどんな道を […]
- 空水
水が空から降ってくる 不思議なことだ 水が空から降り続ける しかも相当な勢いで 恐ろしいことだ もうそろそろ十分だろう 夜のやすらぎをください
- 母の歩み
昔の母の写真を見るとまるで今のわたし 父の方に顔立ちは似ているのだけど 写真を見ると頬も少しぽってりして いでたちもまるで今のわたし お母さんわたしに似ているね! というと あなたがわたしに似ているの と返す わたしがこ […]
- 自らの道を切り開くということ
想像を超えていた祖父母の墓は呉市仁方の山の中にありそれはそれは自然に囲まれた気持ちの良い場所である しかし、頻繁に墓参りにも来れずあたりはもうジャングルと化していた もともと小道があったのだが、雑草で覆われ完全に塞がれて […]
- その時間を切り取る
8月9日 11時2分にシャッターを押してください。 長崎のアマチュア写真家で自身も被爆者の方がそう呼びかけ、2009年から続いている写真プロジェクトだそうだ。 写真を送ってもらい、その時を写した写真展として展示をする。 […]
- 晩夏
見つけてしまったちいさい秋を感じてしまった夏の終わりを 暑さの中にもどこか落ち着きがある入道雲も本気じゃない夏はもう成熟してしまった とんぼが5匹飛んでいたぐうんと空は青いけど もう少しだけ見てみないふりさせて
- 今日は夕方までパジャマでいた
ふだんは家で仕事していてもそれなりの身なりを心がける服は心とつながり精神状態と関わりががあると信じる 今日は着替える気にならずゆるっとパジャマで過ごす あれもしようこれもしよう思ってたのにな身体がうまく動かない心もぱりっ […]
- 経験が邪魔する
もう髪も綺麗に伸ばしたし 思いっきりオレンジに戻しちゃおうか 赤に戻してもいい ブロンドでもいい もうやめて 歳とか 仕事とか 自分で自分のあり方に制限するのはやめて 本当のわくわくする自分に戻りたい 経験が言う 髪痛む […]
- 8月6日
わたしの故郷は一度焼かれた わたしのアイデンティティの大きな一部として生きることごとく思い出す 愛する人達の愛する人達が焼かれた わたしの想像力は到達しきれない 予想していたよりも忙しかった今日もっとじっくりと想いを馳せ […]
- 原爆の日
広島に二十数年暮らした僕にとっては、戦争を思い出すと共に、平和を考える毎年やってくる夏の風物詩のような日です。 広島にいるときは原爆や平和をテーマに各種イベントを企画したり参加したりということがあったのですが、広島を離れ […]
- アンカー
めまぐるしい日々の中で わたしはめまぐるしさと一緒にくるくる回るけど こうやってあなたの存在で 大切なものを忘れないでいられる 大切なものは目立たないし 大切だと主張のある物事に隠れてしまいがちだけど 王国の礎のように […]
- デジタルワールドと空
太陽が猛威をふるい空のてっぺんに昇る軌道を描く間私はというとバーチャルな世界とにらめっこしコミュニケーションした気になりDxの選択と集中のアカウンタビリティのサステナビリティがコマーシャルなモーメントでコンシュマープロポ […]
- 過去数日の音楽と私
次の人生は歌手になると決めているぐらい もともと歌うことが大好きで 音楽はとても大切な生活の一部なのだけど いつからか静寂にとてつもない 憧れを抱いている 所謂現代の車や電車の音 ファンが回り続ける音 洗濯機やテレビの音 […]
- 真夜中のスポーツドリンク
激しい喉の乾きに目が覚めて キッチンに向かう そうだ 今夜は飲み過ぎたんだった 真夜中にスポーツドリンクをボトルにつめる 半分飲み 残りは枕元におく スポーツドリンクの甘さを 予想していなかった体がびっくりしている 味覚 […]
- 鬼ごっこ
鬼ごっこてすごいいろいろな意味ですごい今日は何十年ぶりだろう?ルールもはっきり思い出せぬまま鬼ごっこをした 鬼だった追いかける鬼だ ずっと同じ速度で走り続けられないので加速と減速を繰り返しここぞというときにギアをあげる […]
- 延長と延長の末
4月25日に発表された緊急事態宣言から始めた今回のこんコロ。 もともと解除されると言われていた5月11日まで連載の予定であった。 延長に延長が重なり、解除されても沖縄の宣言は延長され続け、その間に東京では再度発令され、先 […]
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- おばあちゃんこ
100歳だやってくれた やってくれると信じてた わたしのおばあちゃんは今日 100歳になった ものごとを愛でる 愉しむ 愛することも 愛されることも おばあちゃんが先生だ 庭の椿も 蝋梅も 山椒も よもぎも びわも カル […]
- 風の音
(うちは最低限の照明しかつけない 今も真っ暗な部屋でこれを記している) 見上げるとぶあつそうな雲が空を覆い 雷が光で存在をアピールし 光とは同期せず地響きのような音をさせる 車が行き交い ヒールを履いた人の足音がする 遠 […]
- おしり
私の身体の中でどこが1番好きかって? 足と答えるようにしてるんだ決して細いわけじゃない形が好きなんだしっかりしたふくらはぎにきゅっとしたあしくび 80歳になってもミニスカートをはいてこの足をみせつけたいヴィヴィアン•ウエ […]
- それはそれは空が綺麗だから
買って帰るか 今日は買って帰らないか 今電車に揺られ 熟考している 週末もたくさん飲んだじゃないか 最近プクプクしてるじゃないか 今日も頑張ったじゃないか 人間はだまされる 自分の脳にだまされる この高温多湿な天候 今日 […]
- 今日は日曜日らしい
うちの枕は窓際にある朝日は昇るのが気が早い私も恩恵を得て早起きをする 身体をそりかえし逆さまに空を見るもくもく入道雲の白いくっきり大胆な線 プードルかなたてがみなびかせ駆ける馬かな弾かれるのを待つバイオリンかな こうも空 […]
- 工場と掃除
尊敬する和菓子の社長は毎朝まず掃除から始めるという新しい働き方ニューノーマル言われて久しいがそれでも相容れないものがあると 窓のサンの埃床の黒ずみ消費者には全く見えない工場の汚れ それぞれのお店の売れ行きはゴミを見ればわ […]
- 国民の祝日
世の中うんざりすることばかりで 吐き気がするような 落胆することばかりで いっそ世捨て人になりたいけど あの人が飛んだり跳ねたり あの人が笑って手を振ったり あの人が唄う声や あの人が作るごはんや 駐車場のおじさんの一言 […]
- 母の誕生日
7月22日母の誕生日 私が世界でもっとも好きなひと この当たり前にある思考や 当たり前にある身体が 感情が 母がいなかったら存在しなかった 人と変わった格好をすることも 休日の日は家にいるよりも外に出たがることも 女性の […]
- ロブ
わかっていた今日はロブが部署の全体ミーティングを開催する最後の日通常の報告が終わった後ロブにバトンが渡された 彼は泣いていた オンラインミーティングで誰も何も発言しないサイレンスがあれば誰かがミュートにしたまま発言してい […]
- 観察
柱に蜘蛛がいる2匹いる 1匹は全長1.5センチほどでがっちりした体格黒々として艶さえある 力強く進む意思を持って進む時折前にある足を口に持っていく仕草をしているなにか食べながら前を進んでいるかのようだ さっきから私と目が […]
- 夜中のトイレ
それでもなお 夜中に目覚めトイレに行かなければならない できれば避けたい事象だ 何が嫌だって まず寝ぼけた頭で起き上がり トイレに向かう せっかくの継続した平和な眠りが 一時途絶える 電気をつける これで脳が覚醒してしま […]
- 夏の日の早い朝の朝
夏の日の早起きが好きだ明らかにこの数日違う私の身体が違うって言ってる 週末にしては早起きのつもり6時半にかけたアラームより早く起き出す身体が起きるのって言ってる むしろもっと身体は早く起きてたって待ってたんだよって障子で […]
- 意味は必要ないのかもしれない
梅雨明けの太陽が照りつけて庭の樹々のコントラストが激しい激しく美しい 一部は思う存分光をソークして見ていられないほど光る 一部はほっとするような日陰で自分のペースを保つように 一部はもっともっと欲しいとその手を伸ばす 風 […]
- 疲れのブロック
好調に推移してきたので 自分にどれだけの疲労の塊があるのか 把握できないことがある 塊なので太刀打ちできない 歯がたたない じわじわと忍び寄り 襲いかかる時は早い 静かに そして早く捕まえる さまざまな器官に働きかける […]
- ぶらぶら、洗剤、漂白剤、柔軟剤と
ランドリーランドリー 今日はコインランドリー たまった洗濯物を放り込んだら 洗剤の入ってるカバンぶら下げて 30分の私の時間 ランドリーランドリー 今日はコインランドリー 1分だって無駄にしない お迎えに行く前の 30分 […]
- 鯵の干物
所謂内側が主役だが ペロンと外側を見てみると 2つの目が中央に寄った生き物のようだ 平たい寄り目の生物 不思議と罪悪感がわく 人間であることに 居心地が悪くなり またペロンと内側を表にする するとこれは鯵の干物だ
- 素敵な大人の女性たち
人生の大切な場面で大切な年上の女性に出会ってきた 彼女たちは笑い 悩み 苦しみ 泣いた かわいらしく かしこく 人間くさく まじめに人生をあがく 私と同じ目線に立ち 私よりも広い視野で 手を差し伸べ ほどよい強さでひっぱ […]
- 洗濯機さんごめんなさい
私は洗濯が好きだ 洗濯物を干すのが好きだ 取り込んでたたんで収めるのは普通 洗って干す その行為は実用以上の満足感をもたらす 今朝洗濯機さんが壊れた 最近異常に気づいて気づかぬふりをしていたのかもしれません スイッチの部 […]
- 断食という選択 最終日
この断食の旅にノートを持っていった 使いかけの自分の思いついた感覚などを書き殴っているノート 去年から使っているふと今までのページをめくってみると 1年から数ヶ月若い私が 今と全く同じことを悩み苦しんでいる 私はいつまで […]
- 断食という選択 Day3
午前中はまた落ち込んでいた 結局自分なんて同じ思考回路を辿るばかり 見つけたい答えなんてない 何を見つけたいかもわからない 私の鬱が顔を出す 青空の下に出よう 太陽浴びよう 90分ほど畑の周りを歩く 太陽が近づいている […]
- 断食という選択 Day2
決して空腹という感覚があるわけではない 今朝は少ししんどかった 本日断食2日目 1日目は楽だった 朝目覚めると少し気分が悪い 吐き気とまではいかないけど 朝散歩やヨガをするつもりだったのだが無理をせず 朝のドリンク 生姜 […]
- 断食という選択 Day1
東京駅から特急サフィール踊り子号に乗り伊豆高原へ やすらぎの里という療養プログラムを提供している施設に来ている 今日から3泊 断食プログラムを行う 自然の中にあるこの館 自然と目を閉じる 鳥がほうほけきょ 雨の音がしとし […]
- いつも人の顔色を見ていますね
そう小学校の先生に注意された何かをグループでやるときに班のメンバーの顔ばかり見ていると自分の意見に集中しなさいと 私はそれから少しずつ変わって同じ班の藤井くんや加藤さんや他の人の意見だけではなくて自分を持つようになった […]
- ずいぶん大人になったけど、やっぱり関係って難しい
気に食わないことは底なしにあるだろう 追求して整理したくなる 絶対の裁判官がいて その人の前で 悪いのは わたし?この人? みんなに問いかけたくなる 悪いのは わたし?この人? そんなこと意味ない 勝ち負けも 善悪なんて […]
- ホシ スジ イボ
子供の頃は体に不思議がたくさんあった 爪には白い点がたくさんありそれはホシと呼ばれ幸運の印であるためその部分を切るときには願い事をつぶやいたたくさんの願い事が叶えられた 手の甲には直径1ミリのイボみたいなのがあっていつも […]
- 2人暮らしパート2
相手の放つひとことに 10年以上だったこんにちも きちんときずつく きずついていますよ サインの出し方は20代のころといっしょ ひとつ屋根のしたゆえ 電話にでなかったり メールを返さないことでは サインにはならないだけで […]
- 2人暮らし
もう10年以上一緒にいるすいもあまいも美しいも醜いも半径50センチの距離で共に見て 表情をよんで怯えて怒って苛立って わかってるようでわからないわかってもらってるようでわかってない距離が近づけば近づくほどわたしとあなたの […]
- マインドフルネスとはよく言ったもんで
自分がおこなっている事に対して どれだけ集中できているか どれだけこころでとらえているか 食べていても食べていないし 身体は食べているけど 食べているのではなくて考えていたり お風呂に入っていても 身体は入っていても 明 […]
- ほんの少しだけ
電車の中でうつらうつら なんで気持ち良いんだろう ああ ここで目を閉じてしまうと やばいのではないか でも吸い込まれる 次の駅で私は降りる まさか眠ったりしないだろう あの なんだろ 三角のイメージ 白いシャツを着ている […]
- Nude
真夜中にふと目が覚めて 自分が何者かわからない時がある 女性で 東京に住んでいて 広島出身で 掛田智子という名前であること しばらくすると自分自身について思い出して いかに命というものが 時というものが 人生というものが […]
- 雨に付随する良いこと
会議の嵐の1日が終わって外に飛び出した傘を持たずにわざと傘を持たずに 雨が心地よいどうか私を濡らしてくれどうか私を冷やしてくれ 手を広げる顔に水をひとつぶひとつぶ感じる化粧がおちるどんどんふれ 散歩している犬を見かける近 […]
- まちのコーヒー豆
西荻の近所に愛すべきコーヒー豆のお店があるおじさん1人で切り盛りされていていつも忙しそうにちょこまかちょこまか動いていらっしゃる コーヒーを焙煎している時はあたり一帯に香ばしい香りがたちこめ熱を感じる店に入ってみると焙煎 […]