絵本「あおみっ子のごちそうさま」が完成!

絵本「あおみっ子のごちそうさま」

JAあいち中央さんの食育絵本「あおみっ子」シリーズの作画、ディレクションをmokumoku studioが担当いたしました!

絵本「あおみっ子のいただきます」
絵本「あおみっ子のごちそうさま」

食品ロスや地産地消をテーマにした絵本シリーズの一つ。今年から3年間、域内の幼稚園、保育園に配られます。 あおみ地域の特産のキャラクターが、楽しく美味しく学びながら、時には困難に直面しながら、食に関して学ぶストーリーです。

mokumoku studioはそのストーリーを絵本に落とし込みました。文を読みこみそれぞれのシーンを解釈、ビジュアライズしながら、物語を書いてくださった方と何度も打ち合わせ。できたラフを元に着ぐるみ達の撮影を愛知で決行。写真をコラージュして作画し、ページを仕立て上げていくというプロセスは今まで経験したことがありませんでした。まるで積み木をフラットな面から積み上げていくよう。

絵本「あおみっ子のごちそうさま」見開きのワンシーン
絵本「あおみっ子のごちそうさま」見開きのシーン

形のないもののビジュアルをいちから作り上げるのは大変であったと同時に、mokumoku のちからの見せどころ、そして素晴らしいスキルとタレントとのコラボレーション。今後、自分たちの絵本作りにも、必ずピースとして生きていく経験となりました。 何よりも、mokumokuが掲げている、さまざまな表現のプラットフォームになる、ということに少し前進できたと思えました。

というのも、 ストーリーを描いてくださった長谷川さん。 これ以上ない文字組み、表題・奥付けなどのデザインを担当してくれた高田萌衣さん。 きめ細やかに、隅々まで文を磨き上げてくれた校正者さん。 着ぐるみを着ているのに、表情豊かに見えるプロフェッショナルの着ぐるみアクターさん。 何百枚と美しい写真をパーフェクトにとってくださったカメラマンさん。 完璧な仕上がりをしてくれた印刷屋さん。

皆さんの際立つ集中と洗練されたスキルがあったからこそ、この絵本が完成したと思います。 関わってくださった方々のプロフェッショナリズムを心から尊敬いたします。

自分たちの作った絵本を、子供たちが読んでどう感じるのか、声を聞くのが楽しみです。

Tomoko from mokumoku studio

そろそろ冬眠

今年はmokumoku studio絵本の原画展開催を目標にしていましたが、コロ合いを見失い断念。商工会議所に出した補助金申請が受理されたにも関わらず活かせず残念でした。

一方で新たな経験ができる恵まれた一年でもありました。環境会議や平和事業のメインビジュアル制作、食育をテーマにした絵本、スポーツイベントの演出素材、YouTuberのチャンネルアートと関連グッズのイラスト、 書籍、WEB関連など、企業団体個人、多岐にお声がけいただき励まされ、仲間たちに助けられ、昨年からの定期案件と合わせ、実りある一年でした。

そのかわり、ゆっくりと空想して線を引くというのが疎かになった面があるので、それはまた来年の課題に。

本の内や外の人達に心動かされながら。

最近は光と影や、触覚にフォーカスを合わせて、いかにまぶたの裏にある記憶と結びつけてやるかというあたりで、絵と向かいあっています。言葉にしてもピンときませんね。依頼されている表情をテーマにした絵本も進めていきたいです。

小学3年生のときの夢が「画家」だったんですが、叶っていました。昨日きづきました。

まだ、通過地点。
来年は形になりますように。zzz.

ちから