ショッピングの美学

絵日記#こんコロ5月31日「ショッピングの美学」
絵日記#こんコロ5月31日「ショッピングの美学」
絵日記#こんコロ5月31日「ショッピングの美学」

オンラインでのショッピングは便利でよく利用するが、
やはり私は人から買うのが好きだ。
古い人間かもしれない。
だけど同じ商品を買うのであればその商品を好きだと言う人から買いたい。

その人が商品に情熱や思い入れがあれば尚更、私も熱が入る。その情熱に私も追い討ちをかけるように質問をしたり、考え抜かれたコメントをするので会話が盛り上がる。その盛り上がりの結果として、予定外の出費をする。計画になかったものを買う。でも後悔したり、失望したりしない。

先日など某化粧品店で、店員の方と開始30秒で盛り上がり、その方にはこんなに楽しい接客はしたことがないと言わしめた。

どんな買い物でも目を見て行う。
コンビニでの支払いも必ず目を見る。

化粧品であろうと、
衣料品であろうと、食品であろうと同じだ。
その製品に携わっている人の体温を感じたい。
そんな小さな幸せが、明日起きる楽しみになる。

人間ってかわいいものだと愛燦燦で美空ひばりさんが歌っている。
そんな小さな幸せを分け合えるのだから
人間はかわいい。

生理で不機嫌な日曜日

絵日記#こんコロ5月30日「生理で不機嫌な日曜日」
絵日記#こんコロ5月30日「生理で不機嫌な日曜日」
絵日記#こんコロ5月30日「生理で不機嫌な日曜日」

理由が明確であるだけ良いだろう

悲しみ
怒り
苛立ち
そんなネガティブな感情が
生理というアンプを通して増大する
私にコントロールは
ない

理由がわかっていても
私の中のメデューサが
メラメラとした冷たい炎を吐き
ただでさえ混沌とした感情と思考を
攪拌し続ける

それに抵抗しても
身を委ねても

その冷気と熱気を帯びた爆弾が
いまかいまかと点火を待っている

午後はフルーツが贅沢に使われた洋菓子か
上品な甘みの和菓子を
メデューサに献上する

曇り空は目が痛い

絵日記#こんコロ5月29日「曇り空は目が痛い」
絵日記#こんコロ5月29日「曇り空は目が痛い」
絵日記#こんコロ5月29日「曇り空は目が痛い」

太陽がギラギラしている時よりも
厚い雲が空を覆っている時の方が
眩しくて 雲から分散された光の粉が
フワフワ舞い落ちて

私のまぶたを成分が突き刺す
目の奥までずっと突き進む

酒を飲み
浪費し
自分を傷つけ
隠し

欲求まみれで
肉を喰らい
我先にプラットフォームに向かう
人間でしかいられないことを

戒められているような
反省し唇を噛むような
立ち止まらなければならないような

痛みを伴う光