昼寝はべつ腹

絵日記#こんコロ5月16日「昼寝は別腹」
絵日記#こんコロ5月16日「昼寝はべつ腹」

私は昼寝が好きだ。
もっと正確に言うと昼寝で得られる感覚が好きだ。

昼寝は夜のそれとは異質で、より現実の体験を引きずっているのか夢を見ても妙になまなましい。

科学的な事はわからないが、脳がまだ半分覚醒している状態で眠りに落ちるからか、「映画を見ている感覚」で、夢を見ている自分を客観視している自分さえもいる。エンターテイメント性がある。ああ、興味深かった。と満足して目覚める時もある。

昼間の光を取り込んで、昼間の夢を見ることも多いし、奇妙にも明るい雰囲気に満ちていることが多い。今日も、知っているような知らないような外国人の友達が次々に現れて、微笑みかけては消えていった。

しかし、眠りが浅いせいか、身体の感覚が夢に入り込み、所謂「金縛り」になることも、昼寝の方が多い。どう言葉で説明したら良いかわからないが、どう考えても今私の上に人が覆いかぶさっているでしょ。という状況も多々ある。そんな時は息苦しいし、もがくとさらに動けなくなるので、深呼吸をして身体から力を抜こうとすると、その締め付けがすうっと消えていく。
不思議と怖さがない。

保育園の頃のお昼寝の時間は、全く眠れなかったな。
布団の中で寝たふりをしていたのか、ずっと覚醒していた記憶がある。