手が覚えている

絵を描く感覚って不思議で、毎日マイナーチェンジしていく。昨日ひけた線は今日は別の形を持って、それによってイメージも変化していく。その日一日のはじまりにドローイングをして肩慣らしをしている。絵を描く自分というパーソナリティに「今日はどんな感じ?」と調子を伺う。
 
ハナからいいときもあれば、手が全く固まって動かないときもある。だけどひたすら手を動かしながらチューニングしていく。日常の出来事が関連しているようで関連していないようで、何が影響してどんな状態になるのかいまだによくわからない。ダメならダメなりに記録として残しておいて、後から俯瞰で見渡すと絵描きライフのバロメータにもなる。
 
抽象的な絵をかくことは多いけど、最近はコロナ禍のドキュメンタリーマンガ#こんコロが期間限定のライフワークになっている。他にも日々の気づき、メモしたいことなども絵にしたい。それは頭の中から出かけていって誰かにシェアすることができるし、ウォーミングアップにもなるので、一石二鳥。
 
今日は、なに描こう。

ちから