The UKIYO-E 2020

先日、mokumoku studio課外授業ということで、東京都美術館へお出かけをしてきた。”The UKIYO-E 2020″というタイトルの展覧会が行われており、日時指定入場制と今までとは違った形式での鑑賞となった。

https://www.tobikan.jp/exhibition/2020_ukiyoe.html

450点が展示されているということで、期待以上のボリュームがあり最後にはヨレヨレになるのだが、最初から最後まであまりのセンスの良さにドキドキしながら鑑賞させて頂いた。(想定以上の長時間滞在で冷房にも苦しんだ。夏の美術館や映画館は上着を持っていかなければいけない人だった私は。)

描き方や捉え方の「型」はしっかりあるものの、時代や文化の移り変わりとともに、少しづつ雰囲気も変化していく。数々の巨匠の作品が展示されているのだか、やはり歌麿。喜多川歌麿にはかないません。

あの線よ。線の色っぽさよ。線に夢中になっていたら途中から線を描かず線を見せるセクシーさよ。そして美人画に代表されるあの肉感。こぼれ落ちそうな肌は透明感に満ちていました。

文 かけだともこ

絵 ちから